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Jane Austen「Pride and Prejudice」

キンドルでフリーダウンロードしたJane Austenの「Pride and Prejudice」をiPhoneに入れて読み始めたら面白くて、もうあと僅かで読み終わってしまいそう。

映画「プライドと偏見」(2005年)が大好きなのと、日本語に訳されたのジェイン・オースティン「高慢と偏見」も読んでいるので、洋書と言えど、すごく早く読めてしまうというのがあります。

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何度も読み返したくなる、先へ読み進み過ぎて、このドラマが終わってしまうのが残念に思えるってくらいはまっています。

オースティンの素晴らしいところは、その人間描写や、紳士淑女のウイットの効いた会話、そしてドラマにうねりを作ったり、説得力を与えるエピソードの数々、これぞ恋愛ドラマの原型と思います。
日本の時代劇などを観ていても、この頃の言葉遣いというのは、とても型にはまっているところがあるのですが、そんな言葉遣いの奥に、素朴で、細やかな人間らしい感情が読み取れて、味わい深いです。
またキーラ・ナイトレイとマシュー・マクファディンが主演した映画が、完璧にこの物語を映像化していて、素晴らしかった。英国の自然、ダーシーのPemberlyのお城、そしてジョージアン時代のドレス。ジョージアンのファッションは、ヴィクトリアンほど華美でないところが好きです。
本を読んでいても、浮かんでくるのは映画のシーン。もうエリザベスとダーシーが完璧に映画のキーラとマシューに重なってしまいました。
This is the perfect marriage between novel and film actually.
映像化する上で、どこをどう変えて脚本化しているのかなども、すごく勉強になります。どこをどう足し算し、引き算しているのか。この文字で書かれた壮大な作品世界を2時間で映像で表現してしまうって、やっぱりかなりの神業。。

キンドルでの読書はまだ初心者ですが、オンライン辞書で同じ画面で分からない単語をすぐに調べられたり、メモやしおり機能がすごく便利です。外出先のカフェでも気軽に読めちゃいます。

youtubeでマシュー・マクファディンが、ダーシーのエリザベスへの愛の告白シーンを朗読しているのを見つけました。何て良い声なんだろう。
うっとり......

マクファディンの朗読

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The Absolutist

とても読みたいと思っている本、「The Absolutist」by John Boyne

舞台は第一次世界大戦時のイギリス。
兵士だった21歳の主人公が、戦死した仲間の兵士の姉妹の元を訪れる....
主人公が胸に秘めた罪悪感、そして告白...

尊敬する作家ジョン・アーヴィングがFacebookで絶賛しているのを読んで、激しく読みたくなった。
でもマックで読むのは、読みにくくてイヤだな〜。
やっぱりKindleの機器を買っちゃおうかな^^
(実はクラウドなので、いつの間にかiPhoneにもKindleクラウドリーダーのアイコンが。勝手に同期してくれるからクラウドなのね〜。)

アーヴィングは、小説を読んでいて、大体、最初の方で物語の落ちが分かるそうです。
でもこの本の落ちには心底驚いたと語っています。
きゃ〜ますます読みたいです!

ジョン・ボインはアイルランドの作家。
『縞模様のパジャマの少年』がマーク・ハーマン監督で映画化されています。
ナチス系の子供の物語は、苦手なので映画はみていないけど、こういう歴史が絡んだ人間ドラマに弱い

I put The Absolutist on my to-read list today!




電子化の試み

久々にブログ復活。
最後のpostから1年。世の中はそれほど変わってもないけど、本は一気に電子化の流れですね。
アップルのiBooksからフリーの本をいくつかダウンロードして読もうとしてみたけれど、結局、最初の章さえ読み終わらず。
何だかやっぱり紙の本という体裁がなければ、読む気がしないのです。
そこに一冊一冊の本のアイデンティティを感じながら読むのが、私にとっての読書。
電子版では、あまりに無味乾燥すぎて...

電子書籍を一気に世の中に広めそうなデバイス、AmazonのKindleの日本語読めるバージョンが、この夏発売されるのではないかと業界ではもっぱらの噂です。
もちろん同時にアマゾンで日本語書籍のKindleバージョンも発売されます。
Kindleなら読みやすそうなので、買いたいとずっと思っていました。
仕事でざっと目を通さなければならない洋書なんかだと、ささっとダウンロードして、ささっと読めちゃうキンドルは便利そう。ペーパーバックはやっぱり分厚くて重いですから。

で、キンドルのリーダー端末がなくても、パソコンにキンドルアプリを入れて、キンドル体験ができるという話しを聞き、さっそくやってみました。

参考図書は「Kindle解体新書」

でもまだ日本語には対応していないので、洋書限定です。
まずアプリ、Kindle クラウドリーダーをダウンロード。
私の場合は、マックなので、kindle for Macをダウンロード。
PCの場合はkindle for PCへ。

そしてamazon.comへ行き、パブリックドメインの本、つまり著作権が切れていて、無料で提供されているキンドルコンテンツをサーチして、ダウンロードすれば、自分のマックで書籍が読めちゃうというわけです。
私はシャーロット・ブロンテ作「ジェインエア」をダウンロードしました。
この名作を実は未読だったのです。

わ〜い、無事、無料で手に入れちゃいました。
ただ、何となく読んでいて味気ないんですよねー。やっぱり。。
文字の羅列が空しいというか、名作の香りが立ち上がって来ない。
やっぱりムードに弱い私に本の奘丁が無いのはさびしい。
普段あまり意識していなかったけれど、数少ないイラストやイメージに想像力を書き立てられて読んでいるのかもしれません。

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やっぱり本はこうでなければ......ってクモの巣まで映ってるし


ニーチェについて

今、読んでいる本。
読んでいるというか、速読でほとんど斜め読みなのですが

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こちらはベストセラーとなった超 訳 ニーチェの言葉

超訳って初めて聞いたけど、意訳のもっと進んだもので、商標登録されている技術?!らしい。

脱線したけれど、今、読んでいるのは、超訳の方ではなく、こちらの解説書。
”中学生にも分る...”という、シリーズの売り文句に惹かれて、

貫成人の「ニーチェ すべてを思い切るために:力への意志」


分りにくい「ニヒリズム」とか、「永劫回帰」「超人」とかいったニーチェの根本理論が分りやすく説明されていて、お薦め

ネット、例えばwikiなどにもニーチェに関することはたくさん載っているけれど、やっぱり書籍の方が何倍も内容が深く、信用出来る良い解説があると、あらためて思った。

で、ニーチェ。やっぱりむずかしい(苦笑

ポール・オースターと読書

久々に紀伊国屋で衝動買い。
Paul Auster「Invisible」

Invisibleというタイトルに惹かれて
あと、時代背景も好きだ

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レヴューを参考にすることが多い松岡正剛さんのサイト

"オースターの本は、出来れば電車の中か、喫茶店かバーで読むことを薦める"か...

最近、英語の本ばかり読んでいるので、現代英語のリズムが頭の中で出来つつある。

なんとなくとても英語が得意になったような気分になって、
これは書けるかも?!と思っていざ、英作文をやろうとしたら、やっぱりというか全くサラサラとは書けないので、まだまだ勉強が足りません (苦笑

しかしiPad、すごい広がりようですね
’本を読む’という行為の意味を再構築してしまうような威力。
何か調べものをしていたり、短時間にさっと目を通すだけの読書なら、時間の節約になって電子版でも充分なのかもしれない。

ただ’本を読む楽しみ’という部分では、絶対、紙だと思う。
時間のある時に、ゴロンと椅子に座ったり、寝転がったりして、じっくりと一冊の本と向き合う楽しみ。手の込んだ装丁や、本の手触りや匂いを楽しみながら、
そういうのが、伝統的な読書だと思うのだけど、これももう旧時代的になっちゃうのかな

情報収拾が主な読書と、じっくり読むことを楽しむ読書...
これからは紙の本には、電子版とは別の意味合いというか、付加価値を付けて来そうな気配だ。

Victorian Scrapbook

久しぶりに本の事。

「Victorian Scrapbook/by Cynthia Hart and John Grossman」(ビクトリア朝のスクラップブック)
ページをめくると、色鮮やかなビクトリアンの乙女達の夢が溢れ出しそうだ。

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ビクトリア朝時代(1837〜1901年)の女性達は、ロマンチックで可愛いカードやリボンやら本の切り抜きなどを大切にスクラップブックにして取っておいたそうな。

個人的には、ジェイン・オースチン が描く世界が好きで、もう少しシンプルで俗っぽさが無くて、女性の袖の膨らみも抑えめのエドワード朝の方が好みなのだけれど、ビクトリア朝は長く栄えた歴史的に面白い時代であり、旧世紀の価値観として生活習慣、ファッションや建築も興味深いものがある。

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これぞビクトリアンという少女の図。
まばゆい色彩の中に花とレースにリボンが散りばめられ、香水は匂い立ち、ピンクのパフスリーブドレスの少女は金髪の巻き髪に青い目。ここまで装飾過多で極まってしまうと、その後にシンプルな線と丸みで表現したモダンな様式が台頭して来るのも分る気がする。

女性達はこういうドレスと一緒に重い社会的制約も身にまとっていたんだろう。今ではもう消滅したかにみえる”Womanhood”みたいなものがしっかり残っていた時代。

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TACHENのAalto

TACHEN(タッシェン)は、アート本で有名なドイツの出版社。
TACHENが出しているAlvar Aalto本を読んでいる。
自分のものだったら喜ぶけど、残念ながら図書館で借りた。

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Alvar Aalto (1898年〜1976年)はフィンランド生まれの偉大な建築家、デザイナー。
この人の名前からしてデザインみたい。

時々、どこの時代に生まれたら面白いかなどとくだらない空想をしてみることがあるのだけれど、世紀末に生まれて80年代を前に没するというこの人の生涯は、まさに私の大好きな激動の時代を丸まるカバーしている。
ざっくり書いてしまうと、二つの世界大戦、ヴィクトリアンからアールヌーボー、アールデコ、モダンアート、ファッションの時代、写真、映画、ポップアート、サブカルチャー、フラワーチルドレン、etc. ドラマチックで波瀾万丈で新しい物を生み出すエネルギーに満ち満ちていた時。生き抜くにはさぞ大変だっただろうけれど、こんなに生き甲斐があって面白い時代は無かったんじゃないかって思ってしまう。
それに比べて今の時代ってちょっと退屈?! 先人たちの残した遺産を食いつぶしたり、リバイバルさせながら、あとはゆっくりと衰退するばかりで、何も新しく生み出すものなんて残っていないような気が時々するのだが、これって平和にあぐらをかいた思い上がりなのだろうか。それともこれからとんでもない変革が訪れたりして?今の時代も振り返れば面白い時代だったと言えるようになるのかな...。こういうペシミストで、へたれな思考こそ”現在(いま)”的なのかもしれない。

アールトより前の世代の建築家フランク・ロイド・ライトは1867年〜1959年。
ル・コルビュジェは1987年〜1965年
ピカソは1881年〜1973年。
大好きなヘミングウエイも1899年〜1961年。
ジャン・コクトー、ジェームス・ジョイス、ホアン・ミロ、ストラヴィンスキー、
と、世紀末生まれを探しているうちに何か、眉間に皺が寄って来そうなのでやめておくとして...

Alvar Aalto...良いなあ

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北欧と気候とか自然が似ているカナダにもぴったりくる住宅や家具の色、雰囲気、デザイン。建物の内部と外部が断絶していない感じがして良い。

アラビアンナイト

Tales from the Arabian Nights』 SIR RICHARD BURTON訳

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ビタミン色の小さな本。
アメリカのポケットブックスから1959年に出版されたもの。

アラブよりどちらかというとプロバンス風な模様と色使いがとても可愛い本なのだが、内容はなかなか凄い...汗)
エロチックで、ファンタジーっぽくて、エレガントとも言えるし、怖くもあり、
自分の理解の範疇を超えた世界をひとくくりに出来る便利な言葉、やっぱり”エキゾチック”が、ぴったりくるかも。
こ、これってもちろんフィクションだよね?と思わず確認してしまったけれど、そんな事は大して重要ではないのかもしれない。

アラビアンナイトが初めて西洋に紹介されたのは、今から300年前で、
Antoine Gallandというフランス人の学者が翻訳したのが始まり。
当時の西洋世界は、この本をさぞスキャンダラスと驚きをもって受け止めたのだろう。知らない世界だから余計に空想が膨らんだりなんかして...

このサー・リチャード・バートン版は、西洋からみた中東へのファンタジーをより強調するような脚色の強い翻訳だそう。

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太宰治って...

長らく楽しい読書をしていなかった。
読書量はかなりのものだったと思うけれど、必要に迫られて読む本が多かったかもしれない。
これもそんな本のうちの一つ。
時代背景などがこちらのニーズに合っていたので、本棚の奥から出して来て読み出したのが、今年の始め頃。

「ヴィヨンの妻」太宰治

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太宰治はどちらかというと苦手なタイプの作家だった。それは今も変わらない。
私小説的なスタイルがあまり好きではなかった。
「斜陽」は好きだったけれど。
太宰の書く物って何処にもココにも太宰本人を感じてしまう。
作家が書いているのだから小説に作家自身の存在を感じるのは当たり前なのだけれど。そして彼が書く男性登場人物にちっとも共感出来ないというのもあった。
彼を巡る世界の狭さに息苦しさを感じた。

でも今回読んでみて、ちょっと見方が変わった。
本から捕まえたと思っていた太宰治像が、実はかなり幻想で、本当の作家は自意識を超えたもっとずっと高みにいたということを知る瞬間があったから。
私小説というスタイルに偏見があったけれど、思い込んでいた以上に奥深くて、抽象化度はかなりのものなのだということが理解出来て、少し苦手意識が減った。

そういえば映画のロードショーも始まりましたね。
根岸吉太郎監督の『ヴィヨンの妻』

古書のお手入れ

久々にカラリと晴れた日。
最近手に入れたお宝本を、バルコニーで陰干しした。

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いつも古い本を手に入れたらまず最初にやることは、外気による消毒。
これらの本は百年近くたっているので、長らく埃、虫、湿気、その他色々なあまり嬉しく無いものの住処になっていたことは確実。

まず外側の埃をそっと払って、中身も一頁ずつ点検し、外気を入れて行く。

この本の場合は、本の間に挟まった猫ちゃんの毛が出てくる、出てくる......。

そういうのを気持ち悪がる人はいるんだろう。私は平気だけど。
逆にその本を愛読していた人の気配が感じられるもの、本人のサインや書き付けなんかを見付けると、ドキドキしたりする。

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直射日光は当てない方が良い。
これ以上、黄ばみを酷くしたくないし、デリケートな色が褪せるのは避けたい。
紙だって、もう粉みたいに崩れてしまいそうにもろい状態。

博物館のガラスケースに収まるべき本ばかり。
頁をめくるたびに、埃をかぶって眠っていた過去がもわもわと立ち上がってくるかのようだ。

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陰干しが終わったら、破れた箇所などの修復に入る。
これがまた楽しい作業...



 



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